病気や疾患による頭皮のかゆみ

頭皮のかゆみは辛く、長引いてしまうものです。原因が分からずに治療が上手くいかず、長い間悩まされている人も多いでしょう。頭皮のかゆみには軽い原因もあれば、重い原因もあります。治療次第ですぐに治る症状もありますが、なかには重い病気が隠れており、専門的な治療を継続させなければいけないケースも存在するのです。頭皮にかゆみを感じたら「たかがかゆいだけだ」と放置しておくのではなく、可能なら皮膚科を受診して適切な治療を受けたり薬を処方してもらったりするようにしましょう。そして、生活習慣を見直すことも大切です。ここでは、皮膚炎や感染病など頭皮のかゆみとして主に挙げられる病気・疾患について、詳しく説明していきます。

皮膚炎の特徴と治療について

皮膚炎により頭皮のかゆみが発症した場合、治療は比較的長く続くことを覚悟しましょう。もちろん、症状が軽ければ自然治癒することもありえますが、多くの場合は専門家のサポートや薬がなければ治りにくいといえます。これは、皮膚炎がストレスなどの根強い原因を抱えていることが考えられ、根本的な原因を断たなければ快方に向かわないためです。そして、再発しやすいこともまた、皮膚炎によるかゆみの悩みどころです。ただし、皮膚炎は健康を害するほどの重症にいたりにくいという特徴もあります。もしも皮膚炎が発症したら、まずは生活習慣が乱れているサインだと考え、治療に努力するだけではなく、生活リズムを整えることも対処としては肝心です。

脂漏性皮膚炎はシャンプーを変えてみよう

脂漏性皮膚炎は皮脂の多い部分に現われる皮膚炎で、頭皮のほかにも顔面や脇の下に起こることがあります。原因としてはマラセチアなどの酵母だといわれていますが、ストレスやビタミン不足によって引き起こされることもあります。脂漏性皮膚炎は、乳児に起こる症状と成人に現われる症状で、若干の違いがあることが特徴です。乳児に起こる脂漏性皮膚炎は斑点だけにとどまり、かゆみまでは起こらないことがほとんどです。一方、成人に起こる脂漏性皮膚炎は斑点のほか、かゆみをともなうことが多く見られます。頭皮に斑点が見られたら、皮膚科を受診することがおすすめです。脂漏性皮膚炎は深刻な皮膚炎ではありませんが、場合によっては数年以上も悩まされるケースもあります。そのため、治療には忍耐と継続性が求められます。主な治療法としてはとにかく清潔感を保つことで、薬用シャンプーで毎日頭を洗うなどの方法を、根気よく続けることが大切です。一度治っても再発の危険性があるので、かゆみが治まっても気を抜かないようにしましょう。

アトピー性皮膚炎は自主コントロールの意識を

アトピー性皮膚炎では、かゆみのほかに発疹や肌荒れなどが起こります。アトピー性皮膚炎は激しいかゆみをともなうこともあり、厄介な症状として有名です。アトピー性皮膚炎の原因は、先天的な要因が多く挙げられます。たとえば、皮膚のバリア機能が正常に働かないため、花粉や細菌などの外敵要素から簡単に悪影響を受けてしまっている状態などがあります。また、免疫の効力が強すぎるというケースもあります。細菌や汚れに対して体が過剰反応してしまい、発疹やくしゃみなどが止まらなくなってしまうのです。アトピー性皮膚炎を患っている人は、比較的早い段階で自覚症状が出ます。そして、ときには長い時間をかけて症状と付き合っていくことになります。アトピー性皮膚炎の人は自分がどのような状況で発症するのかを自覚し、原因となる事象を身の回りから遠ざけることが重要です。そして、常に頭皮に潤いを与えて、乾燥によるかゆみが起こらないように工夫することが大切です。

接触性皮膚炎は原因を遠ざけよう

接触性皮膚炎は、一般的にアレルギーと呼ばれています。たとえば、植物のうるしによって肌がかぶれてしまったり、特定の金属や食品に触れると発疹が現れたりするのも接触性皮膚炎の一種です。頭皮のかゆみとなって症状が出ることもありえます。接触性皮膚炎の原因は、先天的に一部の物質を毒性と見なして免疫が過剰反応してしまうことです。治療によって体質を改善することは可能ですが、一生アレルギーと付き合っていく人も少なくありません。そのため、無理に症状を克服しようとするよりも、原因を遠ざけて生活する意識を持つことが大切です。金属アレルギーの人なら、持ち物をプラスチック製に変えるなどの工夫が必要なのです。症状が起きてしまったときには、ステロイド薬などの塗り薬で症状を軽減できます。しかし、多くは対処療法であり、原因を根絶できるわけではないので、なるべく発症自体を防げるような行動が理想的です。

乾皮症/皮脂欠乏性皮膚炎(湿疹)は生活の見直しを

乾皮症や皮脂欠乏性皮膚炎(湿疹)も、頭皮のかゆみを引き起こします。これらの症状は、頭皮から水分が奪われたことによって細胞が破壊され、肌荒れも併発されます。主な原因としては、先天性と後天性のものが挙げられます。先天性の場合、アトピー体質などによって、一般的に流通しているシャンプーや薬品が合わずに症状が出てしまいます。後天性の場合、生活のなかで体質が改悪され、一部の物質に対し過剰免疫が働くようになります。これらの症状が起こると、外用薬によって一時的なかゆみや肌荒れを抑えることはできます。しかし、症状が長引いたり再発したりすることのないよう、生活習慣の見直しが必要です。どんな原因で症状が起きたのかをきちんと把握し、生活用品を変えるなどの対策を立てましょう。そして、規則正しい生活を送るよう心がけます。乾皮症や皮脂欠乏性皮膚炎(湿疹)は、不規則な生活によって免疫力やホルモンバランスに狂いが生じた可能性もあるためです。

感染病の特徴と治療について

皮膚炎は、先天的な原因で本人の意志では防ぎようがないケースがあるのに対し、感染症は日々の心がけ次第で感染を防ぐことが可能です。たとえば、シラミなどの生物に感染してしまうことは、部屋を清潔にしたり身だしなみをきれいに整えたりすることを意識していれば、十分に避けることができるでしょう。感染症にかかると、自分自身の治療ももちろんですが、周囲に伝染させないようにする気配りも求められます。そのため、頭皮のかゆみが感染症であることに自覚を持ち、対策を練ることが必要なのです。もしも、感染症だと気づかずに他人とのスキンシップを普段通りに行ってしまうと、簡単に伝染してしまう恐れがあります。

しらくもは破壊力が甚大な症状

しらくもは非常に稀な症状ではありますが、感染してしまうと強力な破壊力で頭皮にダメージを与えます。しらくもは幼児に多い症状ですが、大人でも発症する可能性はあります。頭皮のかゆみが起きるだけでなく、かゆみを感じる部分を中心として、脱毛も現れます。症状が進行すると、かゆみを感じていない部分の毛も抜け落ちていきます。しらくもの原因は、白癬菌です。菌が毛根に侵入することで発症します。白癬菌は、人間だけでなく犬や猫にも感染するので、ペットを経由して人間に感染するパターンもあります。しらくもが発症してしまったら、伝染の可能性を考えて人ごみをなるべく避けて行動するようにします。そして、内服薬により完治を目指します。また、感染経路を突き止めなければ被害が拡大する恐れがありますので、周囲に菌が潜伏している可能性がある人や動物がいないかを調べ、治療を行ってもらうようにしましょう。

シラミはシャンプーの方法に注意する

頭皮のかゆみの原因として、もっとも有名で感染の確率が高いのがシラミです。シラミが頭皮に卵をつくり発生してしまうと、皮膚が傷ついてかゆみや痛みが起こります。しつこいかゆみはフラストレーションを起こし、仕事や勉強に集中できなくなるほどです。不潔な身だしなみや生活環境がシラミの原因なので、まずは部屋の掃除をして空気も頻繁に入れ替えるように心がけます。次に、シラミの駆除を行います。シラミの駆除は市販のシャンプーでも行えます。まず、念入りに毛の根元から先までを洗います。そして、髪を乾かし念入りにクシで髪をといていきます。シラミや卵は肉眼で確認できるので、頭皮に異物が見えなくなるまで繰り返します。上手く駆除できなかったり面倒に感じたりする場合には、シラミ除去に効果がある薬用シャンプーの使用をおすすめします。上手くいけば、一度のシャンプーでシラミが駆除できることもあります。

その他の原因で気をつけること

皮膚炎や感染症以外の原因で、頭皮のかゆみが起こっている場合もあります。このとき、気をつけなければいけないのは、原因不明で頭皮がかゆくなっていることもあるという点です。原因が分からないということは、的確な治療を見出せずにかゆみが治まりにくいことを意味しています。しかし、難病で頭皮のかゆみが起こっている事例はごくわずかですし、原因不明のかゆみを抱えている人はたくさん存在しています。深刻に抱え込んでストレスをためると、かえってかゆみが悪化してしまいかねません。頭皮のかゆみは決して珍しい症状ではないと理解し、冷静に向き合う習慣を身につけましょう。

乾癬(かんせん)は原因不明だが症状は抑えられる

日本だけでも10万人の患者を持つといわれている症状が、乾癬(かんせん)です。乾癬は頭皮に赤い発疹が現れ、その上に白いふけのようなものが付いてこぼれ落ちていきます。そのときに、痛みやかゆみをともないます。明確な原因は不明で、成人病との関係も唱えられていますが、決定的な根拠は見つかっていない状態です。それでも、薬によって症状を緩和することは十分に可能です。完治するわけではないため高確率で再発しますが、それでも生活を送るうえで気にならない程度にはなるでしょう。乾癬は症状が重いとかなりのストレスになりますが、感染性ではありません。そのため、公共の場に出かけることも問題なくできますし、プールや銭湯に入ることも可能です。乾癬によってコンプレックスを抱く必要はなく、普通の日常生活を送って大丈夫です。ただし、症状とは長い付き合いになるので、定期的に皮膚科へ通うことをおすすめします。

蕁麻疹には二種類の原因がある

蕁麻疹は頭皮のかゆみだけでなく、全身に症状が現れることもあります。原因としては、血管から水分がもれだしてむくみが生じるために湿疹が広がることが挙げられます。このとき、皮膚にはかゆみがともないます。蕁麻疹の原因は二種類です。まずはアレルギー性のもので、食べ物や金属などの相性のほか、ストレスなどから蕁麻疹が引き起こされることもあります。次に、中毒性のものです。明らかな毒性の物質を体内に取り込んでしまった結果、蕁麻疹が発症します。蕁麻疹は体内の異常を警告するサインなので、症状の程度にかかわらず、すぐに病院へ行くことが必要です。蕁麻疹を治療するためには、内服薬を処方してもらいます。また、外用薬によってかゆみを和らげる治療もあります。蕁麻疹には明らかな原因があるため、それが何なのかを調べて、原因となるものを摂取したり触ったりしないように心がけます。ストレスが原因の場合には、心に休養を与えてみることを意識して生活しましょう。

頭皮ニキビは不衛生のサイン

頭皮ニキビによって、頭皮のかゆみが起こっている場合もあります。顔にできるニキビがどうして頭皮にできてしまうのかというと、角質が毛穴にたまって頭皮のターンオーバーを邪魔してしまうからです。結果、ニキビができるだけでなく、放置していれば炎症になって痛みが出てくることもあります。頭皮ニキビは加齢などの原因も考えられますが、原因として多いのはシャンプーの方法や頭皮の不衛生です。まず、シャンプーが頭皮に合っていない可能性もあります。また、あまりにもゴシゴシとこすりすぎて、頭皮にダメージを与えていることもあります。シャンプーの方法を見直すことも大切です。次に、部屋の空気がよどんでいたり、就寝時の枕が汚れていたりする可能性を疑うことも必要です。清潔を心がけ、頭皮に新鮮な空気があたり続ける環境を整えれば、自然と頭皮ニキビを除去することができるようになります。

かゆいと思ったら円形脱毛症だった!

頭皮のかゆみを感じていたら、髪の毛が抜けていたという衝撃的な経験をしたことはないでしょうか。円形脱毛症の際には、頭皮がかゆく感じることもあります。円形脱毛症とは文字通り、丸い形状で頭髪が抜け落ちてしまう現象で、「十円ハゲ」と呼ばれることもあります。病気なアレルギーなどで円形脱毛症が生じることもありますが、特に心当たりがなければストレスによる場合が多いでしょう。頭皮の環境は、精神面に大きく左右されます。ストレスがたまると頭皮から水分が失われ、毛根が育たなくなってしまうのです。円形脱毛症は自然に治癒することもあれば、育毛剤などで回復を促すことも可能です。しかし、何より大切なのは、ストレスの原因を根絶することです。仕事関係、人間関係、恋愛など、人はさまざまな状況でストレスを感じます。誰かに相談したり休暇をとったりするなどして、心がリラックスできる時間を確保するようにしましょう。

ふけ症対策はシャンプーやヘアトニックで

ふけが多い人もまた、頭皮がかゆくなりやすいようです。ふけ症は体質に起因するところも多く、頭皮の新陳代謝が早すぎることで角質が剥がれ落ち、ふけになってしまうことが考えられます。ふけは誰もが出す物質ではありますが、あまりにも量が多いとかゆみだけでなく、人から見て不潔に思われてしまう傾向があるので早く治療したいものです。ふけを治すにはシャンプーが一番ですが、普通のシャンプーで強く洗っているだけでは効果がなく、逆に頭皮を傷つけて余計にふけを増やしてしまうことがあります。そこで、ふけ対策のシャンプーや、ヘアトニックを選んで使用することがおすすめです。一日ですぐに効果を出すことは少ないですが、継続して使ううちに肌質が改善され、ふけの量が少なくなっていきます。ただし、焦ってシャンプーの量や回数を増やしすぎると逆効果になってしまうので、一日一回の使用や用量を守って洗うようにしましょう。

頭皮のかゆみが体に訴えることとは

頭皮のかゆみは、体が何かしらの異常を訴えているサインだといえます。まず、体調不良というサインです。頭皮は非常に繊細な細胞であり、体調を反映させます。かゆみの裏には、別の重い病気が隠されている可能性もあります。また、ストレスがかゆみを引き起こしているケースも多く見られます。次に、アレルギーです。今までは気付かなかったアレルギーが体に眠っていたとすれば、急に頭皮のかゆみが起きても不思議ではないのです。よく考えれば、アレルギーの原因となるものに心当たりがある人も多いのではないでしょうか。そして、生活習慣もかゆみの原因になることがあります。シャンプーのやり方が間違っている、部屋が汚い、そんなことで頭皮のかゆみが起きている場合もあります。頭皮のかゆみは、体が何かを改善してほしくて出しているサインなのです。自力だけでは答えに辿り着かないのであれば、皮膚科に行って専門家の意見に耳を傾けてみましょう。

フケ・かゆみに効くおすすめの薬用シャンプー

頭皮のかゆみ相談室がおすすめするフケ・かゆみに効く薬用シャンプーです。頭皮のかゆみを改善するには、まずはここから始めましょう。まとめ買いをするとさらにお得に購入できます。

ニゾラールシャンプー2%
ニゾラールシャンプー2% 有効成分のケトコナゾールが、雑菌を抑制・殺菌し、フケ、カユミ、脂漏性皮膚炎に効果があります。フケ・かゆみ対策のほか、男性型脱毛症の原因とされる男性ホルモンを抑制する働きもあります。
デノンシャンプー
デノンシャンプー 有効成分のケトコナゾールは、脂漏性皮膚炎をおさえる効果があり、強い痒、フケ、赤い湿疹にも有効です。ジェネリック医薬品のため、従来のケトコナゾール配合の商品より安価に購入することができます。

現在すでにフケ・かゆみ用のシャンプーを使用している方は、こちらからケトコナゾール配合の薬用シャンプーを購入しましょう。

通版で購入可能な頭皮のかゆみに効く薬用シャンプー
 ページの先頭に戻る